「なんだこの安さは!?」
東雲がマネックス証券のiDeCoサービスの内容を初めて確認した時に思ったことです。
マネックス証券は2017年9月からイデコ口座のサービスの提供を開始し始めましたので、業界ではどちらかと言うと後発です。後発だからこそ出来ることと言えば「他社のサービスをじっくり研究してそれを超えるサービスを提供すること」ですよね。
マネックス証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)サービスは、まさにそれを体現してくれています。後発の強みを活かして、他社金融機関の不満点を一気に解消するような形でiDeCoサービスの提供を開始しました。
具体的に何が凄いかというと、やはり「手数料の安さ(口座管理手数料&投資信託の信託報酬)」ですね。
2017年11月時点では最もおすすめできる金融機関です。マネックス証券を選んでおけば今後数年はiDeCo口座選びで失敗したな・・・と後悔することは(多分)ないと思いますよ。
以下、マネックス証券のiDeCoサービスの内容を見ていきましょう。
⇒マネックス証券のiDeCo公式サイトと一緒に見る方はこちら
東雲セレクト!マネックス証券のiDeCo口座で選ぶべきおすすめ商品【投資信託】
iDeCoの金融機関選びでいちばん大事なのは、何度も言っていますが「投資信託の内容」です。
・商品バランス
・投資信託手数料の安さ
ですね。
まずは投資信託の商品バランスを見ていましょう。
資産クラス | アクティブ | パッシブ |
---|---|---|
国内株式 | 3 | 3 |
国内債券 | 0 | 1 |
先進国株式 | 0 | 2 |
先進国債券 | 0 | 2 |
新興国株式 | 0 | 1 |
新興国債券 | 0 | 1 |
内外株式 | 2 | 0 |
国内リート | 1 | 1 |
海外リート | 0 | 1 |
コモディティ | 0 | 1 |
バランス型 | 1 | 1 |
合計 | 7本 | 14本 |
アクティブ型7本、パッシブ型14本、合計21本の投資信託を取り扱っています。
最低限あるべき6つの資産クラス(国内株式・債券、先進国株式・債券、新興国株式・債券)にはパッシブタイプのインデックスファンドがきっちりと選定されており、取扱商品のバランスは非常に良いです。
また、ファンド数が少ないこと自体が魅力です(*)。インデックスファンドが複数あると、初心者の場合どのファンドが良いのか?迷ってしまうことがありますが、マネックス証券の場合は各資産クラス別に多くて3つ、平均でも2個くらいしか無いので良い意味で選択の余地があまり有りません。
反対に、ファンド数が少なくて手数料も高い場合は最悪です。手数料の高い投資信託を選ぶしか選択肢が無くなるからです。
続いて、主要資産クラス別インデックスファンドの最低信託報酬率がこちら。
資産クラス | 信託報酬率 | 銘柄 |
---|---|---|
国内株式 | 0.1674% | DIAM DC 国内株式インデックスファンド |
国内債券 | 0.1296% | 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) |
先進国株式 | 0.20412% | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
先進国債券 | 0.1836% | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス |
新興国株式 | 0.36612% | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
新興国債券 | 0.2376% | iFree 新興国債券インデックス |
平均信託報酬率 | 0.21474% |
平均信託報酬率は0.21474%となっており、これは全ての金融機関の中で最安です。2位のSBI証券が0.2828%ですから、その差は0.06806%です。
たったの0.06806%の差ですが、投資信託の場合、運用資産残高が増えれば増えるほど信託報酬率の多寡がボディーブローのようにジワリジワリと運用成績に影響を及ぼす事を忘れないで下さいね。
この場合、運用資産が100万円だと年間で681円、1,000万円だと年間で6,806円の手数料差が発生します。6,806円ってことは口座管理手数料より全然高いです。ココを抑えることが最終的な運用結果のパフォーマンス向上に繋がります。
資産残高が少ないうちから将来の手数料の事も考えて金融機関を選ぶようにして下さい。
DIAM DC 国内株式インデックスファンド
国内株式としてはアセットマネジメントOneが運用する「DIAM DC 国内株式インデックスファンド」が設定されています。ベンチマークはTOPIX(配当込)で、信託報酬率は0.1674%です。
運用報告書(第10期:決算日2017年2月7日)によれば、売買委託手数料や監査費用なども含めた実質経費率は0.171%となっており、かなり経費は抑えてくれていますね。過去5年間のベンチマークとの差異も平均して△0.2%の乖離なので、それなりに良い感じで運用できています。
マネックス証券では国内株式クラスのインデックスファンドとして他にも”日経平均に連動するもの””JPX日経400に連動するもの”の二つを用意していますが、それらよりも「DIAM DC 国内株式インデックスファンド」の方が信託報酬も安いですし、国内株式全体に投資できるので素直にこちらの商品を選んでおけば問題ないと思います。
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
国内債券は、アクティブ型・パッシブ型含めて「三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」のみの取り扱い。SBI証券も同じ商品を扱っていましたね。
特徴としては、
・信託報酬率:0.1296%(実質経費率:0.132%-第5期運用報告書より)
・純資産総額:192億(2017年11月24日時点)
・ベンチマーク:NOMURA-BPI総合(乖離率は△0.1%~△0.2%程度)
で安心して投資できるファンドです。
但し、現状国内債券クラスの投資信託にわざわざ投資する理由は無いのかなと思う。というお話はSBI証券の記事でしました。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
先進国株式クラスでおすすめするのは「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」です。
信託報酬は0.20412%。ベンチマークはMSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)。
「ニッセイ 購入・換金手数料なし シリーズ【記事未了】の先進国株式クラス」と並んで現在日本で購入できる同クラスの投資信託では最安手数料の商品です。
eMAXISのSlimシリーズはインデックス投資家・長期投資家のために三菱UFJ国債投信が満を持して販売を開始したネット販売専用のインデックスファンドです。
販売開始となったのが2017年2月からなので歴史が浅く、確定拠出年金用の商品としてセレクトするのはどうなのか?と少し思う部分はありますが(*)、eMAXIS(イーマクシス)シリーズ自体は歴史がありますし、永続性に関してはそこまで心配する必要はないでしょう。
まだ第1期目の決算すら終わっていませんので、なかなか断定的な評価を下すのは難しいですが、良い商品であることに間違いは無いと思います。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
先進国債券もeMAXIS Slimシリーズが採用されています。
信託報酬率:0.1836%
ベンチマーク:シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
コチラも他社金融機関のiDeCoで取り扱っている先進国債券クラスの投資信託としては最安値の商品ですが、販売開始されたのは2017年2月なのでまだ決算が終わっていません。
ベンチマークとの差異は約半年間で0.03%なので優秀と言って良いでしょう(これがこのまま続いてくれると良いですね)。
純資産額は開始10ヶ月で5億円(2017年11月24日時点)となっており、先進国株式タイプと比べると伸びが悪いですが、運営方式がファミリーファンド方式でマザーファンドがしっかりしているはずなので、特に問題はないでしょう。
マネックス証券のiDeCo口座開設者が増えるに連れて、eMAXIS 先進国債券インデックスファンド単体でも十分な純資産額を確保できるはずです。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
ベンチマーク:MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
で、こちらの新興国株式インデックス・・・、設定日が2017年7月31日なんですが、既に2回も信託報酬の引き下げが行われています(2回目の引き下げは2017年12月予定)。
2017年7月31日から・・・0.372%
2017年11月10日から・・・0.36612%
2017年12月13日から・・・0.2052%
先進国と比べて新興国は、情報がなかなか掴めず株式市場へアクセスするのも難しいという理由からココ数年信託報酬率は0.5%~0.6%という状況が続いていましたが、2017年に入って一気に安くなりました。
これは、新興国の経済成長に期待しているインデックス投資家にとっては大大大朗報でしょう。
もはや日本市場においてはETFに投資するメリットは無いかもしれませんね・・・笑(参考:投資信託とETFならどっちに投資するのが良いの?【記事未了】)
なお、2017年11月24日時点の純資産総額は約18.8億円です。こちらは設定からまだ4ヶ月しか経っていません。
さきほど見たeMAXIS Slimの先進国株式インデックスファンドは設定から10ヶ月経過後の純資産総額が約22億円です。新興国株式インデックスファンドの純資産の伸びの方が遥かに高いですね。
新興国株式クラスの投資信託って先進国よりリスク高いから純資産額はなかなか増えていかないのが普通なんですけど・・・。
おそらく、信託報酬率の安さに惹かれて多くのインデックス投資家が新興国株式クラスの投資銘柄をeMAXISに乗り換えているのではないでしょうか。目の超えたインデックス投資家がこぞって購入するという事は本当に良い商品の証!?と言えるかもしれません。
iFree 新興国債券インデックス
新興国債券クラスもeMAXISシリーズで来るかと思いきや、新興国債券クラスについては大和投資信託の”iFree 新興国債券インデックス”が選定されています。
信託報酬率:0.2376%
ベンチマーク:JPモルガン ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ グローバル ダイバーシファイド(円換算)
eMAXIS Slimの新興国債券ファンドの方が表面上の信託報酬率は安いのに何故コチラを選定したのか私には分かりませんが、それでも0.2376%の信託報酬率は業界最安クラスです。
ただ、第1期(2017年7月5日決算)の決算を見ると、実質コストは0.373%となっているので、少し信託報酬以外の手数料率が高いかなとも思います。
内訳を見ると”保管費用”という項目が0.169%の経費率となっていて、これが足を引っ張っていますが、新興国債券クラスの保管費用は大体こんなものなので仕方ありません。
ちなみにベンチマークの平成29年7月末時点の構成国は以下の通りです。
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マネックス証券で他にチェックすべき投資信託はコレ!
前のセクションでは、各資産クラス別で最も信託報酬の安いおすすめのインデックスファンドを紹介しました。
コチラのセクションではマネックス証券iDeCo口座で取り扱いのある「①バランスファンド②アクティブファンド」について、1つずつおすすめの商品を紹介したいと思います。
【バランスファンド】eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
バランスファンドでインデックスタイプの商品がコレしかないので、良い意味でおすすめ商品は「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。
信託報酬率:0.2268%
ベンチマークや基本投資割合はこちらを引用。
(画像出典:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の交付目論見書より | eMAXIS)
資産クラスを8つに分けて、それぞれ12.5%ずつ投資することを基本として運用していく商品です。
日本市場:37.5%
海外市場:62.5%
ですね。
東雲的には日本株式・日本の不動産市場に対して懐疑的なところがあるので、この投資比率は微妙だなと思うこともあるのですが、あまり投資に時間をかけられない人にとっては非常に便利な商品です。
逆説的な言い方になりますが、海外市場に62.5%も配分してくれるのは、20代や30代の若い人にとっては非常に良いことだと思います。データで見る少子高齢化の状況という記事でも書きましたが、日本が今後経済的に大きく発展するのが難しい事は、人口を見ればある程度分かることです。
人口が増えないということは単純に考えれば、経済成長もあまり期待できないし、結果として株価の伸びもあまり期待できないということ。
資産運用のパフォーマンスは、投資している企業や国の経済が成長すればするほど上がっていくのが基本線なわけですから、為替差損を出すのが恐いからといって日本よりも経済が成長する可能性が高い国に投資をしないのはNGです。
為替が怖いのであれば、ヘッジ有りの投資信託を買えば良いわけですし、そもそも、全世界に投資するのであればそれぞれの国の為替の動きがある程度相殺されるので、結果として日本円で見た価値はそこまで変わらないはずです。
もちろん、全世界に投資をしたとしても為替差損が発生する可能性も否定はしませんが、それよりも海外クラスに投資せずに世界経済の成長の果実をGETできない事による機会損失の方が(多分)大きいと思うので、これから資産運用を始める方は是非海外への投資も行うようにして下さいね。
そういう意味で8つの資産クラスに均等配分を行い、海外市場に約62.5%投資できて、信託報酬率が0.2268%のeMAXIS Slim バランスは良い商品だと思います。
但し、資産運用の常識からすれば資産配分比率を自分で変更できないというのはデメリットでもありますので、購入される場合はその辺もしっかり熟慮してから購入して下さいね。
【アクティブファンド】SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>
アクティブファンドでどれか一つ選ぶなら、マネックス証券の場合はこちらの投資信託になります。
SBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(以下、ジェイリバイブ)」の確定拠出年金ver(以下、DCバージョン)です。
DCバージョンと通常バージョンとの違いは信託報酬率に有ります。
DCバージョン:1.62%
通常バージョン:1.836%
iDeCo口座ではもちろん購入時手数料無料です。信託財産留保額はどちらも0.3%かかりますけどね。
参考:投資信託の3つの手数料
注:DCバージョンと通常バージョンは手数料が違うだけで中身は同じです。以下、説明をするにあたっては通常バージョンの方の目論見書等を参考に記載します。なぜなら通常バージョンの商品の運用期間は10年を超えている一方で、DCバージョンは設定されてからまだ1年ちょっとなので情報量が少ないからです(2017年11月時点)。
何故おすすめなのかというと?成績が良いからです。
日経新聞(2017年1月21日)の過去10年間で好成績だったアクティブ投信ランキングでは1位となっており、この10年で見ればTOPIX以上の成績を叩き出しています。
新聞によれば年換算のリターンは11.9%ということで非常に好成績。全世界の株式に投資した場合の●●%を大きく超えています(参考:全世界株式に投資した場合のリターン)。
信託報酬を年間2%程度取りながらも、年率換算で11.9%のリターンというのは本当に凄いと思います。
SBI証券の販売金額ランキングでは投資信託全体で2位という結果になっており(2017年11月27日時点)、人気も上々です。

こちらが設定来の基準価額の推移です。

最近になって基準価額がグイグイっと上がってきてる事が分かりますね。
ジェイリバイブの投資方針は、その名の通り“中小型割安成長株”投資です。目論見書では以下のように記載されています。
株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選投資します。
これと、アベノミクス相場が相まって好成績を残せているという感じですね。もちろん、アベノミクス相場があったとは言え、これだけ高い信託報酬率を取っているにも関わらず、TOPIX以上の成績を残しているのは見事ですけどね。
なのでコア&サテライト戦略のサテライト部分として投資するのであれば購入してもOKでしょう。
但し、色んなところでも書いてますが、この10年の間にはリーマン・ショックからのアベノミクス相場がありましたからプラスの成績が出るのは当たり前です。TOPIXだってリターン的にはプラスなわけですから。
問題は、今後相場が悪くなった時に好成績を叩き出せるか!という部分です。
もう一度再掲しますが、リーマン・ショック後の相場が悪い時はジェイリバイブも成績を下げています。

アクティブファンドの場合は、今好成績だったからと言って今後も未来永劫同じような成績を残せるわけではありませんから、購入するならその辺りも念頭に入れて購入して下さい。(ちなみにSBI証券のiDeCoでもジェイリバイブは取り扱っています。)
【参考】ロボアドバイザーでポートフォリオの構築をすべきか!?
マネックス証券では初心者向けのサービスとしてロボアドバイサーによる最適なポートフォリオ診断サービスを提供しています。
解答する質問は以下の5つ。
- 年齢
- 投資経験
- リスクの取り方
- 市況悪化時の投資行動
- 老後のための資産形成についての考え方
たった5つの質問に解答するだけで自分のリスク許容度に対応したおすすめのポートフォリオを教えてくれます。
こんな感じですね。
リスク許容度に応じて10パターンのポートフォリオ情報を提供してくれます。初心者の方は参考程度に使ってみて下さい。
但し、ロボアドバイザーの診断を盲信するのはダメですよ!そもそも、たった5つの質問で自分にとって最適なポートフォリオなんて分かるわけありません。
また、ロボアドバイサーが行うポートフォリオ診断の前提となっている各資産クラス別のリスクとリターンの数値も参照期間が限定されてる(はず)なので、あんまり信用できません。
こういう考え方もあるのだな、というレベルで使うようにして下さい。
マネックス証券「iDeCo口座」の手数料まとめ
続いて、マネックス証券でiDeCo口座を作った場合に必要になる手数料のまとめです。
手数料名 | 合計 | 内)マネックス証券分 |
---|---|---|
加入時・移換時手数料(*) | 2,777円 (初回のみ) | 0円 |
口座管理手数料 | 167円 (毎月) | 0円 |
給付手数料 | 432円 (1回あたり) | 0円 |
還付事務手数料 | 1,461円 (1回あたり) | 0円 |
移換・運営管理機関変更時手数料(*) | 4,320円 | 4,320円 |
一方で、移換・運営管理機関変更時手数料はマネックス証券のiDeCoから他社iDeCoへ移る場合やiDeCoから企業型DCに移る場合が該当します。
手数料で最も大事なのは太字にした「口座管理手数料」です。これは単発で発生する他の手数料と違って毎月発生するものですから、安ければ安いほど良いです。
この点、マネックス証券は口座管理手数料を無条件で“無料”にしている数少ない金融機関の一つです。
よって、マネックス証券で口座を開設した場合に必要になる手数料は
1年目:4,781円(加入時手数料の2,777円+167円×12ヶ月分)
2年目:2,004円(167円×12ヶ月)
となります。(既にiDeCoに加入されている人がマネックス証券に移換してくる場合には、移換元で手数料を取られない限り年間で2,004円の手数料です。)
SBI証券や楽天証券と並んで最安の口座管理手数料なので、ここも何も言うことがありません。
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老齢給付金の受取方法まとめ
現在調査中です。
マネックス証券-確定拠出年金口座の取り扱い商品一覧
マネックス証券の確定拠出年金口座で取り扱いのある商品は元本確保型商品が1本、投資信託が21本の合計22本です。
元本確保型商品一覧
種類 | 商品名 | 保証利率等 |
---|---|---|
定期預金 | みずほDC定期預金(1年) | 0.010% |
みずほDC定期預金(1年)の利率は0.01%となっており、同じ1年ものの定期で0.02%の商品があるSBI証券と比べるとココは見劣りしますね。
あとは保険商品も無いので、終身年金タイプで給付を受け取ることが出来ないのも少しだけマイナスポイントですね(←但し、わざわざiDeCoの給付を終身年金にする理由はそんなに無いと思います。参考:確定拠出年金の給付を終身年金で受け取る方法【記事未了】)
とはいえ、基本的にiDeCo口座では”投資信託”で運用して資産を増やす!というのが主目的になってきますから、こういうシンプルな商品体系も逆に良いのかもしれませんね。
元本変動型商品(投資信託商品)21本の一覧
商品数が多いため10件ごとの区切りで表示させています。表上の表示件数を選択すれば全件ご覧になれます。
資産クラス | 投資スタイル | 商品名 | 運用管理費用(年率、税込) |
---|---|---|---|
国内株式 | パッシブ | DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 0.1674% |
国内株式 | アクティブ | 日興アクティブバリュー | 1.6416% |
国内株式 | パッシブ | DCニッセイ日経225インデックスファンドA | 0.2052% |
国内株式 | パッシブ | iFree JPX日経400インデックス | 0.2106% |
国内株式 | アクティブ | SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金> | 1.6200% (0.30%) |
国内株式 | アクティブ | スパークス・新・国際優良日本株ファンド | 1.7712% (0.30%) |
国内債券 | パッシブ | 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) | 0.1296% |
国内不動産投信 | パッシブ | DCニッセイJ-REITインデックスファンドA | 0.2700% |
国内不動産投信 | アクティブ | 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) | 1.0260% |
海外株式 | アクティブ | 朝日Nvest グローバル バリュー株オープン | 1.9440% (0.30%) |
海外株式 | パッシブ | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.20412% |
海外株式 | アクティブ | ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) | 1.4580% |
海外株式 | パッシブ | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.36612% |
海外株式 | パッシブ | たわらノーロード NYダウ | 0.2430% |
海外債券 | パッシブ | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 0.1836% |
海外債券 | パッシブ | たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.2160% |
海外債券 | パッシブ | iFree 新興国債券インデックス | 0.2376% |
海外不動産投信 | パッシブ | 三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 0.3024% |
国内その他資産 | パッシブ | ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり) | 0.3996% |
内外資産複合 | アクティブ | ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型 | 1.2312% |
内外資産複合 | パッシブ | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.2268% |
まとめ!マネックス証券は凄い!とりあえず資料請求してみよう!
2017年11月時点で言えば、マネックス証券を上回るiDeCo口座を提供している金融機関はありません。
口座管理手数料にしろ投資信託の手数料にしろ安くて本当に凄いと思います。
毎月かかる口座管理手数料が無料なのはもちろんのこと、資産運用の肝となる投資信託の信託報酬率もどの資産クラスを見ても最安のものを用意しています。文中でも書いたように、信託報酬率が0.1%の差でも年間で見れば結構な差が発生します(運用額1,000万円なら年間1万円の差が発生)。
これは結構馬鹿にできません。
通常の証券口座で投資信託を買うのであれば、信託報酬の安い投資信託が新たに発売されたらそっちに乗り換えたらいいだけですが、iDeCoは自分が加入している金融機関が提供している商品からしか運用商品を選べませんからね。
iDeCoの場合は、投資信託を乗り換えたくても簡単には出来ないのです。
なので、加入する時に手数料率の安い投資信託を取り扱っている金融機関を選ぶのは本当に大切です!
おそらく、マネックス証券は今後も最安レベルの商品をずっと取り扱い続けると思いますので、将来的にも安心ですしね。(あっちの金融機関の方が手数料が安い!あっちに移換しないと!・・・という心配を将来にわたってする必要がない可能性が高い!)
不満があるとすれば、公式サイトに老齢給付金の受け取り方法や回数等が記載されていない点でしょうか。ま、この不満点もマネックス証券の手数料の安さを考えればどうでも良くなるレベルです笑
是非一度資料を請求してみて下さい。
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